外壁補修材のこだわり エポキシ樹脂
さて、今回は補修材の一つとして、当社自慢の一品を ご紹介します。 弾性エポキシ樹脂 その名もスムースエポ! 弾性?エポキシ?樹脂? 何やら難しそうな名前が出てきました。 弾性とは、簡単に言うと、弾力性がありますよ、伸びますよ! という感じのものです。 エポキシ樹脂とは、「分子内に2ヶ以上のオキシラン環(エポキシ基)を有する化合物の総称である」とありますが、
うーん、科学者の見解を今は必要としていませんので、すごく簡単に言うと、
化学反応で強固に固まるという感じです。
つまり、弾力性があるのに、がちっと固まるという事です。
これのすごいところは、ただ単にがちっと固まるのではなく、
細かい隙間に入り込んでいって、その双方をがちっと一つの物にくっつけてしまう
優れもの。
何に使うの?
そうです、そこが重要なんです。
外壁の細いひび割れ、今まで塗装の職人は必ずと言っていいほど、
外壁のひび割れを見てきています。
大きな割れは、隙間にコーキング材が入るので、それで何とか直していきます。
軽微なひび割れは、表面塗膜が割れているだけが多いので、コークボンドなどで補修します。
ところが、大きくもない、軽微なひび割れ(ヘアークラック)でもない、いわゆる普通の割れ。
これを直すには、簡単には直りません。
コーキングはベトっとなって表面に盛り上がってしまう、奥まで入っていかない、コークボンドは薄い膜が表面にかぶさるだけなので、半年~1年で割れが出てしまう、うーんこまったな!
こんな時、今までは、その部分をサンダーで削って、Vの字にカットして、コーキングを詰めて、樹脂モルタルで表面をコテでならして、その後そこだけ周りと同じように見えるように吹付したりして、なんという手間でしょう!
仮に10ヶ所の普通のひび割れがあったとします。
その10ヶ所を全部カットして、コーキング詰めて、樹脂モルタルで押さえて、吹付をして、数年したら結局その部分がボロボロになって行って、修繕料金は何万円も取られて、、、。
しかし、当社の一番の自慢の、弾性エポキシ樹脂は、なんと注射器のようなもので、ぐっと押さえるように注入して、これで終わり。
いわゆる普通のひび割れの奥まで樹脂が入り込んで行くのです。
それだけではありません。
エポキシ樹脂の名を持つだけあって、強固に二つの物をくっつけてしまう。
二つのものとは、壁と壁、今まで割れて口開いていたところが、くっついてしまう。
更に弾性なので、次のひび割れを起こしにくい、大きな躯体の動きにも対応できる。
何故、こんなに自信満々な言葉が出るのでしょうか?
なんとこの樹脂、本来は建物の基礎←家の一番下のコンクリートの事。
この基礎の割れを直す為に作られた物なのです。
基礎は、建物全体を支える一番重要な場所、家の総重量を支える物でもあります。
それを補修するために作られたものだから、外壁の割れを直すのなんて朝飯前。
外壁と基礎とでは、加わる負荷の大きさはくらべものになりません。
そして、実はこれ、ディズニー★★★内にあるホテルの外壁の割れの補修指定材なのです。
びっくりしましたか?私はびっくりしました。
あの大地震の時にも、あの場所だけは、他とは違いましたよね。
そしてこの商品は震災後の被災地にもかなりの本数で出荷されています。
(当時は品薄になったとか!)
今、知る限りでは、これ以上に、一般的に現場で扱える商品を知りません。
数年前、初めて購入した時には、説明のビデオで、誰でも簡単に樹脂の注入が出来るとアピールしていたのですが、いざ現場で使ってみると、簡単には行きません。
机上の空論とはまさしくこれ、実験ではまっすぐに二つに割れている物を簡単に施工していましたが、外壁の割れはそうはいかない。
壁事態に凹凸があり、ひび割れも決してまっすぐな物はない。
割れのカーブに沿って、凹凸に対してまっすぐ押し込むように注入するには、私の指導が一か月、しかも毎日口うるさく!
これぐらいしないと、簡単には扱えない商品です。
私の口うるさい指導を一か月受けて、自分でひび割れを直すも良し、
私に頼んで一瞬で割れを直すも良し!
因みに、私がいつも塗料を仕入れる塗料屋さんがあるのですが、この商品が出るのは、取引先業者が何十社もいるのにお宅だけだよと言われます。
以上、当社の一番の自慢コーナーでした。
2015年7月11日
カテゴリー:外壁補修材の安心